成年後見制度フォーラムに参加しました。

去る25日、松江市で開催された成年後見制度フォーラム「成年後見制度の転換点~意思決定支援を考える~」に参加しました。
2000年に新しい成年後見制度が施行されてから18年経ちます。今回のフォーラムでは、これからの後見人職務のあり方について、従来の、

「本人の代理で判断し、実行する役割」
の偏重を脱し、

「本人が最善の意思決定ができるような支援を最優先に行い、必要な場合に限って謙抑的に権限を行使する役割」
への質的転換が求められていることを重点的に学びました。
後見人が有する「本人の代理」という権限は、特定の局面や課題については非常に有効に機能します。
例えば、本人の生命の危機や重大な財産が侵害される怖れがある場合に、権利擁護や尊厳の保持を目的とした介入的支援を行う必要がある場合などです。
ただ、すべての場面において「後見人が本人の代理人として判断・行動する」ことが適切かという点については疑問や迷いが生じます。成年後見制度の根幹である「本人の自己決定の尊重」「残存能力の活用」「ノーマライゼーション」というの理念を具体化するためにも、また、後見人の判断が本人の意思や価値観と乖離する事態を回避するためにも、本人の意思確認や意思決定を行うプロセスの保障が今後より一層求められるべきであると考えます。

上記の質的転換は後見人一人ひとりの意識改革だけで成し遂げられることではありません。関係支援機関との連携・協働 を丁寧に行いつつ、本人を中心とした支援ネットワークの一員として適切に活動できよう努めたいと思います。

 

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