地域ケア会議に参加して

先日、私どもの住む地域で開催された「地域ケア会議」に参加させていただきました。

個人情報の保護の観点で、具体的な記述はできませんが、感じたことを支障のない範囲でアップしておきたいと思います。

告白すると、そもそも私自身がこの「地域ケア会議」というものに参加するのが初めてでした。前職の障害者福祉の現場で、会議の経験はそれなりにありましたが、やはり初めての形式ですので、若干の緊張とともに網本行政書士と参加しました。

十数人の方が参加されておられましたが、「前向きな発言をする」「批判はしない」をルールに始まりました。聞けば、この地域で開催されるのは初めてとのこと。そんな大変ななかでスムーズに進行された主催者様のご準備は素晴らしかったと思います。参加された住民の方からは、事例検討の後に、「もっとこういった機会が必要ではないか」とのご意見も出ました。

私もまさにその通りだと感じています。地域にはまだまだ眠っている資源がたくさんある。今回の会議で具体的にそれらの発掘ができたことは大きな収穫です。それは私ども専門職からではなく、地域の住民の方からのものでした。

そしてもう一つ私にとっての大きな収穫は、「情報共有ができた」ということです。

愚痴では決してありませんが、後見業務が始まると、それまでかかわっていた支援者の方が、「後見人がついたから」ということで、支援の手を引かれてしまうことがあります(ある人は「後見島に取り残される」と表現しています)。決してその方々を批判したい意図ではございません。ただ、成年後見人の役割やできることできないことが正しく周知されていれば、このようなことは減っていくのかな、と個人的には感じています。今回の会議の中でも、「後見人ができること・できないこと」として発言させていただきました。

当たり前ですが、後見人は万能ではありません。また、そうであるべきでもないと思っています。私が考えるこれからの後見人に必要な力は「調整力」または「コーディネート力」です。つまり、一人で全てやってしまうのでなく、周りの自分より優れた人に支援を協力してもらう力。また、その人々(支援者)をつなげる力です。

私にもまだまだこの力が不足しています。これからも「理論と実践の両輪をまわす」ことを大切にして、研鑽に励みたいと思います。

今回の会議で、事例検討で発言させていただき、専門職・地域の方々にご本人について知っていただけたことで、私自身の支援にも幅ができ、結果的にですがご本人の生きる力が高まる結果になったと感じております。

この、「ご本人の持つ力を高める」ということ(いわゆるエンパワメントアプローチ)を常に意識して支援に取り組んでいきたい、と会議を終えて改めて強く感じました。

この会議は、とあるベテランのソーシャルワーカーの方が私に、「会議を開くよう持ち掛けてみたら」とアドバイスをいただいたことから実現しました。アドバイスをいただいたその方には感謝の思いでいっぱいです。

まだまだ未熟な私ですが、ひとつステージをクリアできたかな、と感じています。これからも頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。

山根 哲郎

 

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